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はちみつが固まらない裏技は冷凍保存!結晶化の原因や復活方法を徹底解説!

蜂蜜(はちみつ)を使おうと思ったら、白く結晶化してザラザラになっていた。

そんな経験、誰しも一度はあるのではないでしょうか。

寒いと固まるイメージの蜂蜜ですが、実は冷凍庫(フリーザー)で保存するほうが結晶化しません。

しかもカチカチに凍結しないのですぐに使えます。

この記事では、蜂蜜を冷凍保存する超便利な裏技や、はちみつが固まる原因についても徹底解説します!

はちみつが固まらない(結晶化しない)ための裏技は冷凍保存!

冷凍庫の画像  はちみつが固まらないための裏技は、なんと冷凍保存なんです!

冷凍庫に保管すると結晶化しにくくなり、固まりません

冷凍するとカチカチになりそうですが、そんなこともありません。

はちみつは、冷凍保存が断然オススメです!

また、はちみつが固まるのを防ぐ方法は他にもあります。

【はちみつが固まるのを防ぐ方法】

  1. 冷凍庫(フリーザー)で保存する
  2. 常温(16℃以上)で保存する
  3. 振動が伝わりにくい場所に置く
  4. 温度変化のない場所に置く

順に、詳しく説明します。

①冷凍庫(フリーザー)で保存する

冷凍庫の画像一番オススメの裏技は、冷凍保存です。

はちみつが最も結晶化しやすいのは14~16℃以下

冷蔵庫の温度は、基本的に約2~5℃です。

冷蔵庫は、はちみつが結晶化するのにちょうどいい温度だったのです…

しかし、冷凍庫の温度は約-18℃です。

冷蔵庫より格段に温度の低い冷凍庫では、はちみつが固まることはありません

冷凍保存する便利な方法

はちみつを冷凍保存する、便利な方法を紹介します。

冷凍保存するには、ガラス瓶ではなく他の容器にうつす必要がありますよね。

【オススメの冷凍保存容器】

  • プラスチック容器
  • 製氷皿
  • ジップロック

どれも、100均で簡単に手に入ります。

プラスチック容器の画像はちみつを、そのままプラスチック容器にうつすだけでも大丈夫。

製氷皿の画像製氷皿は小分けにできるので、少しだけ使いたい時に一区切り分だけ取り出せて便利です。

ジップロックの画像ジップロックは使った後は捨ててしまえばOKなので、洗い物要らず♪

冷凍しても完全にカチカチになるわけでなく、固〜い水飴ぐらいの硬さです。

溶かす手間や時間も要らず、冷凍庫から出してすぐに使えますよ

②常温(16℃以上)で保存する

はちみつの画像常温(16℃以上)でも固まるのを防ぐことができます。

結晶化しやすい14~16℃を避けているからです。

夜中など暖房器具をつけていなくても、冬場でなければ16度以上を保てるでしょう

③振動が伝わりにくい場所に置く

食料棚の画像振動が伝わりにくい場所に置くことも固まるのを防ぎます。

結晶化する原因の1つは、はちみつの中にある気泡や花粉に振動が伝わることです。

そのため、はちみつを出すために容器を振ったり、振動が伝わりやすい場所に保存したりするとダメなのです。

扉のポケットなどではなく、棚の中などの安定した場所に置くといいでしょう

④温度変化のない場所に置く

直射日光の画像温度変化のない場所に置くことも大切です。

温度差によって結晶化が進むためです。

そのため、直射日光が当たる場所や冷暖房器具の近くは保存場所に適しません

また温度変化は、はちみつの劣化も進めてしまいます。

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はちみつが固まる原因はなに?

固まったはちみつの画像

なぜ、はちみつは固まるのでしょうか。

原因は、大きく分けて3つあります。

【はちみつが固まる原因】

  1. 温度
  2. 振動
  3. ブドウ糖

順に、解説しますね。

①温度

温度計の画像1つ目の原因は温度です。

はちみつは、外気温が低くなると結晶化しやすくなります。

それは、はちみつに含まれるブトウ糖の分子同士がくっついてしまうからです。

具体的には、14~16℃以下が最も結晶化しやすい気温でしたね。

ただし気温が低すぎると、ブトウ糖の分子の動きがにぶくなります

そのため、低すぎる気温では結晶化しません。

②振動

振る画像2つ目の原因は振動です。

はちみつは、少ない水分の中に糖が無理に溶け込んだ状態になっています。

そのため時間が経つと、糖が結晶となり出てきます。

はちみつに含まれる気泡や花粉などを中心として、結晶化するのです。

その気泡や花粉に振動が加わることで、はちみつの結晶化が促進されます。

一度結晶化がはじまると、さらに結晶化が進みやすくなってしまいます。

③ブドウ糖

ブドウ糖の画像3つ目の原因はブドウ糖が多く含まれるためです。

はちみつの糖分は、主にブドウ糖と果糖です。

ブドウ糖の比率が高いはちみつは結晶化しやすく、果糖の比率が高いはちみつは結晶化しにくいのです。

一般的に果糖は38~45%、ブドウ糖は31~35%ほど含まれています。

しかし、商品によってその割合は異なります。

そのため、はちみつの種類によっても結晶化のしやすさは変わるのです。

はちみつが固まった場合の復活方法!

はちみつの画像はちみつは案外高価なもの。

とろ~っとしたはちみつを食べたい時に結晶化していると、ショックですよね。

ここでは、はちみつが固まった場合の復活方法をお伝えします。

【固まったはちみつの戻し方】

  1. 湯煎をする
  2. 電子レンジで加熱する
  3. 使い捨てカイロを貼る

順に見ていきましょう。

①湯煎をする

鍋の画像一般的な戻し方は、湯煎です。

  1. 鍋やボウルに45~60℃程度のお湯を入れる
  2. はちみつを容器ごと浸ける
  3. はちみつの容器の中をスプーンなどでかき混ぜる

始めに、容器の蓋は緩めておきます。

湯煎の水は沸騰させないように、気を付けましょう。

お湯の温度が高すぎると、はちみつの風味が損なわれたり、変色したりすることがあります。

また、プラスチック製の容器の場合は、お湯の温度が高いと容器が溶けてしまうおそれがあります。

様子を見ながら溶かし、場合によっては鍋の底の部分に皿などを置いて上げ底をするといいですね。

②電子レンジで加熱する

電子レンジの画像電子レンジで加熱するのも便利な方法です。

これは、はちみつを少量だけ戻したい時に向いています。

  1. 耐熱容器にはちみつを入れる
  2. 10秒単位で加熱する
  3. その都度かき混ぜる

これも、加熱しすぎるとはちみつの風味が落ちてしまうおそれがあります。

様子を見ながら、ゆっくり加熱していきましょう。

③使い捨てカイロを貼る

カイロの画像次は、使い捨てカイロを貼る方法です。

  1. はちみつの入った容器を薄いタオルで巻く
  2. その上に使い捨てカイロを貼る
  3. タオルで巻いた状態で半日ほど放置する

カイロは高温にならないよう、平均温度が60℃以下のものを使用します。

ムラができないよう、たまに容器の上下を返すとよいでしょう。

時間がある時には、他の容器なども必要なく楽ちんな方法ですね。

④結晶化したまま食べる簡単レシピ

固まったはちみつの画像ちなみに、戻さずに結晶化したまま食べても害はありません。

結晶化は、はちみつの特性の一つです。

結晶化するということは、それだけ純度が高い良いはちみつとも言えます。

そのまま料理に使ってもOK

トーストやホットケーキなどにのせ、ジャリジャリとした食感を楽しみながら食べるのもオススメです。

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まとめ

今回は、蜂蜜(ハチミツ)冷凍保存する超便利な裏技についてお伝えしました。

また、はちみつが固まる原因やはちみつが固まった場合の復活方法もご紹介しました。

冷凍保存で固まらないなんて、意外でしたね!

とっても便利なので、ぜひ試してみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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